歯列矯正生活<2枚目:2週間目の所感>
マウスピース矯正は2週間ごとに交換しながら、少しずつ綺麗な歯並びになっていくというステップでの矯正です。(クリアコレクトの場合です。もしかしたらメーカーにより周期は異なるかもしれません)
で、私も最初の2週間が終了し、2枚目のマウスピースに入りました。
そこで2枚目に移行した時の所感やらをまとめます。
①きつい…
1枚目を最初につけた時も感じたのですが、結構きつい。圧迫される感じが非常に強くて、常に歯をグイっと押されている感じがします。この感覚は大体つけ始めて2~3日くらいはありますね。その後緩やかに消えていくんですが、初日は結構痛いです。
②広がってる!
1枚目の時よりも歯と歯の間が広がっているような感じがします。感じがするだけじゃなくて実際広がってますね。ちょっと隙間ができているところがあって歯間ブラシがすっと入るようになったところが!
③食べ物が挟まる
②に関連するのですが歯間が広がったことにより、いつもなら入らないところに食べ物が挟まります。これは歯磨きの時、しばらくは歯間ブラシ(あるいは糸ようじなど)必須かもしれません。
④着脱慣れた
最初こそ恐る恐る着脱していたマウスピースですが、すでに使用して14日を超えて「ここをこうすればすぐ外れる」が分かるようになりました。コツがつかめたというやつですね。
⑤歯磨きが習慣として定着した
ごはん前に外す→食事→歯磨き→装着、がルーティン化しました!最初やや面倒でしたがもう今はそれをしないと食事が終わった気がしません。
一言でいうとマウスピース生活に慣れたって感じですね。
習慣化するには21日同じことを繰り返す必要があるという話を聞いたことがありますが、食事という生きていくうえで欠かせない要素が含まれているから定着が早かったのかも…。
3枚目に移行するタイミングで「歯を削る」「器具(マウスピースをひっかけるポチっとしたやつ)をつける」という工程があるのでそれはまた後日報告いたします。
How to 歯列矯正<情報収集③病院選び編>
歯列矯正の方法については「マウスピース矯正がいいな」と希望を固めたので、次に「どこで」矯正するかを決めました。
歯列矯正は基本的に自由診療(保険適応外)なので、それぞれの病院によってどんな方法で実施するかが異なるので、普段お世話になっているかかりつけの歯科医院で自分の希望する方法で歯列矯正できるとはかぎらないということです。
また、歯列矯正には専門医がいて、歯列矯正に特化した歯医者さんも多数あります。
多くの症例をまとめて行うことで単価が安くできる=患者さんの負担も減る、というメリットもありますね。
高い買い物かつ長期通院になるので慎重に比較検討したいところ。
一応検討の具体的な手順は以下のような感じで進めました。ご参考になれば。
①まずは自分の生活圏(職場近所、通勤路線の途中下車で行けるところや、最寄り駅近く、自宅近所など)で通えそうなところを複数ピックアップする
②ピックアップした病院のWebサイトや口コミなどをもとに、2~3病院に絞り込む
③事前相談を予約して、実際通院する(だろう)時間に行ってみる
④相談の際に、病院の雰囲気やアクセス、料金や細かいスケジュール、受付での対応なども細かくチェック
⑤総合的に判断して実際に治療をお願いする病院を決定
ここで大事にしたいのが③です。
実際治療が始まったら生活の合間に通うことになるので、無理なくいけることがベスト。治療の時には都度有給をとるか土日にする、と考えているのであればお好きなところでいいと思いますが、平日仕事の終わりにチャチャっと行ってしまいたい、ということであれば、たとえ有名な専門医でも自分の生活圏からあまりに遠いところはお勧めしません。
また、④の相談も非常に大事。
先生との相性や治療方針が合うかどうかも見極めたほうがいいです。私は「マウスピース矯正をしたい」と希望を持ってましたが、すべての症例に対応できるわけではないので実際診てもらわないと適用できるかどうかわからないです。私の場合運よく適応可能でしたが、もしダメだった時にどういった提案をしてくれるのかも重要になるのではないでしょうか。
ちなみに歯列矯正前の相談は無料のところが多いです(初診料はかかることがあります)。ちょっとでも不安があったら根掘り葉掘り聞いてみましょう。
歯列矯正生活<1枚目:1週間目の所感>
ようやっとマウスピース生活にも慣れてきました。
食事のたびに外して歯磨きするのは面倒だなって思っていましたが、これも習慣になるとむしろすぐ歯磨きしないことに抵抗を感じるようになってきましたね。
1週間目に感じたことなどを少し記載しまします。
①しゃべりづらさも慣れる
私の場合上下ともにマウスピースをつけておりますが、『サ行』『タ行』などした先を歯の裏につける言葉が非常に発音しづらいと感じていましたが意外と慣れました。
むしろ外した時に、感覚が違うので「あれ?」ってなります。
②口紅がつく
色の濃い目の口紅を塗ったときって、通常だと上の前歯に色がついちゃったりするじゃないですか。マウスピースすると同じように上の前歯部分が汚れたりするのかなと思ったのですが、意外な場所が汚れました。
それは上の前歯の裏側…。
しゃべりの癖のせいなのか何なのかわかりませんが、上の前歯の裏に着色汚れが!
目立ちはしませんがなんだか複雑な感じです。
③ちょっと歯が白くなった
コーヒーや紅茶なども控えているため、若干歯が白くなりました。
むしろ今までどんだけステインで汚れていたのかよくわかるかも。
④歯間ブラシが
歯が移動しているからなんでしょうけど、歯間ブラシの入る感覚が変わってきました。
前はぎちぎちで入らなかった部分にすっと入ったり、逆に前はするするしていたところがちょっと入りづらくなったり。
「動いてるww」と実感はできますが、歯間の汚れは気になります。
⑤口内炎ができまくる
マウスピースが常に当たっている舌先部分に、かなり大きめの口内炎ができました。
食事の時は痛いなと思いますが、基本間食しなくなったのでそこまで困りはしないかな。お薬ですぐ直りましたしね。
⑥(健康的に)おなかがすく
間食をしていないので、朝・昼・夜にきっちり空腹になります。
当たり前っちゃ当たり前なのですが、今までちょこちょこ食べてたお菓子を食べなくても意外と生きていける(これも当たり前)ことに気づきました。
お菓子買わないからお財布にも優しくなれたかも。
まだまだ1週間ですが、現状そんな感じです。
来週は初めてのステップアップ(次のマウスピースへの移行)なので、また感想などご紹介しますね。
歯列矯正生活<1枚目:使用2日目の所感>
マウスピースでの歯列矯正生活が始まって2日。
生活(というか生活サイクル)は大幅に変わりましたね。
変わったこと、それによって困ったこと、思ったことなどざっくり共有です。
①間食できなくなった
これは想定通りですが間食できなくなりました。
「食べたい」と思っても、外す→歯磨き→戻すの手間を考えると、そうまでして食べなくていいや!てなりますね。
健康的に痩せられるかも笑
②歯磨き頻繁になった
マウスピースしたまま食事ができないので、外す→食べる→歯磨き→戻すの手順が必要です。これも想定通りですが、習慣化するまでは面倒ですね。。
昼休みの10分ちょっとがこの時間に充てられるのですが、遠出の食事とか、MTGしながらだと午後の業務に食い込む可能性があるので、今後は避けたいかも。
あと外出中の場合ですが、歯磨き可能な場所を確保するのが大変かもしれませんね。
③意外と着脱大変
特に外すための器具など使用してないのですが、上のリアス式海岸のような前歯部分がめっちゃ外れづらいです。
奥歯から外すのですが必ず引っ掛かります。
爪でひっかけてちょっとずつ外すという方法をとっていますが、爪が痛みそう。
それと奥歯から外すのに思いっきり口を開くので、口角が痛いですね。
④歯の動きを1日で実感
1日目に初めて外した時、いままでかみ合わなかった部分がかみ合っていることに気づきました。いや~人の体ってすぐ変わるんだなという感じです。
ただ、それゆえにちゃんと装着時間守って治療していかないと予定通りの期間で終わらないんだろうなとも思いましたね。
⑤顎や歯の周辺が痛い
マウスピースを外すと筋肉痛のような痛みがあります。これは慣れると変わるかもしれませんが、それだけの力が歯にかかっているんだなと実感しました。
⑥モノ食べてなくても歯は汚れる
間食などしてないのでマウスピース自体そこまで汚れないと思っていたのですが、そんなことなかったですね。。。人は生きてるだけで汚れていくんですね笑
とりあえず歯科医院でもらったポリデントで洗浄。毎日じゃなくても定期的にちゃんと洗浄&殺菌しないと虫歯になりそうです。
2日目の感想は以上です。
ご参考まで!
歯列矯正生活<マウスピースができました>
歯列矯正を決意してから約4か月、ついに私専用マウスピースが遠く米国より届きました!これまでの経緯については別記事でご紹介するので詳細は割愛しますが、ざっくりいうと決意→情報収集→病院選び→検査→(ちょっと)治療→型取り→今に至るって感じです。長かったーーーー。
歯列矯正って決めたらすぐできると思ってる方もいるかと思いますが、治療を始めるまでに結構時間かかるというのは伝えたいですね。
それがこちらです。
<内容>
・マウスピース(全行程分)
・専用ケース
・説明書(英語)
・箱
想像してたよりおしゃれでポップなパッケージ。。。
オーディオプレーヤーとか入ってそうなイメージです。箱もかなり頑丈で磁石式の開閉なので、別のもの入れるのにも使えそうな感じですね。
私の選んだメーカーは「クリアコレクト」というやつで、日本での知名度はやや低め。
トップシェアの「インビザライン」との違いや詳細はこちらのサイトが分かりやすく解説してくれていますのでご参考まで!
いよいよ始まるマウスピース生活。
どんな感じなのかはまた別途ご報告しますね。
How to 歯列矯正<歯列矯正方法をどうやって決めたか>
以前の記事で歯列矯正には様々な方法があって、価格も様々だということをお伝えしました。私はその中からマウスピース(リテーナー)での矯正を選んだのですが、どういう基準・プロセスで選んだかをお伝えします。
これから検討されている方、それぞれ状況や何を優先するかは人それぞれだと思いますが、参考になれば!
歯列矯正で得られる結果(歯並び・かみ合わせの改善)は程度の違いはあれど、そこまで大きく変わらないと思います。変わるのは主に「実施期間」「費用」「やってる間の見た目」「お手入れ方法」なのでそれぞれへの要望を自分なりにまとめました。
■実施期間
いろんなブログを見たりしていると大体1年半から2年くらいかかりそうだなと。ただこれについては歯の状態や途中で虫歯や歯周病になった場合などもあるので、もはや未知数。できれば1年半くらいで終わるといいのにな、くらいの淡い希望ですね。
■費用
上下どちらも全歯矯正する場合60~100万円くらいと結構幅があります。また、定額での歯列矯正プランを持っている病院もあったりするので、どんな方法でやるか、どの病院でやるかによって変わります。事前準備の段階ではどのくらいの予算が用意できるのかだけ検討をつけておく、になると思います。うーん…あまりお金をかけられないのでできれば最安の60万円くらいで済むといいな。
■やってる間の見た目
基本的に事務なのですが接客することもある仕事なので、できれば歯列矯正していることが目立たないほうが望ましいと思いました。
誤解のないように言っておきますが「ワイヤーで矯正してるのがダサい」と思っているとかではなく、指摘されたときにいちいち説明したり質問されたりするのが面倒だなと思ったからです。
■お手入れ方法
実施期間中は虫歯や歯周病にかかってしまうと一時中断して→歯科治療→再度矯正の装置を設置して再開となるので程度によりますが、タイムロスになってしまいます。
なので、いつも以上にしっかり歯のケア(歯磨きとかね)をしないといけないのですが、私、非常に不器用なので歯のお手入れが簡単な方がいいなと思いました。
要望をまとめた後は、候補としている病院(私は3つの病院比較しましたが)と相談となりますが、いずれの病院でも「それならマウスピースかな」となりました。
特に「見た目」と「手入れ」が決め手になりましたね。
マウスピースなら装着していてもかなり接近しないと歯列矯正しているかどうかわからないほど透明です。またお手入れについてもワイヤーなどの器具がついていると器具と歯の間など歯磨きを丁寧にしなければならないのですが、マウスピースなら食事前に外す→食事→通常の歯磨き→マウスピース装着となります。
ちょっと面倒ではありますが、外してしまうと素の状態になるのでいつもの食事・歯磨きと変わりません。
なお予算、期間については私の症例の場合ほかの矯正方法と大きな差はありませんでした。
以上のことを踏まえ、「マウスピースでの歯列矯正」に決めました。
How to 歯列矯正<情報収集②方法・費用編>
知り合いからの体験談を集める中で、歯列矯正にもさまざまな方法があることが判明。…お恥ずかしながら、それまでは学生時代に同級生がやってた『歯にワイヤーつけるやつ』しか知らなかったです。
そこで、今度は『歯列矯正方法の種類』をそれぞれのメリット&デメリット、価格などと併せてを調査。(2019年12月ごろの調査によるものです)
■ワイヤー矯正
歯の表面に『マルチブラケット』という矯正装置を取りつけ、メタルなどのワイヤーを通して固定し、歯を引っ張っていく治療方法。歯列矯正といえばこれ!のやつです。
しかも調べていくと、装置にも種類があって大きく以下の3つ。
①金属ブラケット(メタルブラケット)
歯の表側に接着する装置(ブラケット)が金属製になります。
メリットは丈夫で費用も低額なこと。大体60~70万円くらいが相場かな。
デメリットは目立つこと。「歯列矯正してます!」感が前面に出ます。
②審美ブラケット(セラミックブラケット・プラスチックブラケット)
ブラケット自体が透明や白色の目立たない色で、審美性が高いのが特徴です。
セラミックス製やジルコニア製、プラスチック製のものがありますが、
アーチワイヤーも金属では無く、白いワイヤーを使えば更に目立ちません。
金属製よりちょっと高い、70~80万円くらいが相場。
③セルフライゲーションブラケット
従来のワイヤーを使った矯正装置に比べ、ワイヤーとブラケットの摩擦力を軽減。
ブラケットもワイヤーも素材からして特殊。
さらに、痛みを軽減しながらもスピーディーに歯を移動させることができます。
ただし、ちょっと高いらしい(値段不明でした)
■裏側からの矯正
ワイヤーによる強制を歯の裏側(舌のあるほう)に行う方法。
メリットはとにかく目立たない(表から見えない)、虫歯になりにくい。
ただし、デメリットとして常に歯にあたるので異物感が強く、場合によっては口内炎のリスクがあります。また、お医者さん的にはテクニックを要するらしいのでメンテが大変かもしれませんね。これも大体70~80万円くらい。
■マウスピース(アライナー)
ワイヤーやブラケットを使わず、完全オーダーメイドのマウスピース型の透明な矯正装置(アライナー)を定期的(2週間が一般的かな)に交換しながら歯に装着することで、少しずつ歯の位置に動かす。ボクサーがつけてる歯をガードするやつの薄くて透明なのを想像してください。あんな感じです。
欧米では主流になっていて、歯科医院でデータとって自分でネット注文する、なんていう方法もアメリカにはあるとか。
見えにくいし、近寄らないと歯列矯正していることがほぼわからないです。
ただし、食事以外はずっとつけてる、食事の時に外す→歯磨き→装着を強いなければならないなど、自分でケアできないと結果が出ない。。。
アライナーはメーカーがたくさんあるけどほぼ海外製(アメリカ、韓国など)なのでやや高い印象。部分矯正だと30~60万円、全体矯正だと80~100万円くらいが相場だが、メーカーや扱っている歯科医院による。
■床矯正
取り外しができる床矯正装置というものを歯の裏側につける方法。
顎が小さくて歯が収まらない場合などに、顎を広げつつ矯正していくというもので子供にすすめられることが多いとか。歯並びというより骨格の矯正に近い感じかな。
オトナには向かないやつで、装着にも違和感があるから小さい子供過ぎてもダメ見たい。
ざっとこんな感じです。
ほかにも審美性(見た目の美しさ)だけを求める時には、歯を削ってかぶせ物をする方法やらインプラントやらもありました。2~3か月で完了するスピーディーさはあるものの中長期でメンテナンスが必要になったり、かぶせる材質が安価だと繰り返し施術しなければならない、なんてこともあるそう。見た目を整えたいだけであればいいのですが根本的な歯並び(かみ合わせ)の改善には向いてないらしいです。
うーん…奥深い。歯列矯正の世界。